新しい北辰テスト 国語の分析 2014-10-23
10月の北辰テストは国語で失敗したという生徒がいました。
国語が得意な生徒でも得点できなかったようで、その原因を考えてみました。
平均点自体低かったので、得点できなかたとはいえ、
偏差値はそれほど下がっていませんでしたので、皆ができなかったということです。
1問目は小説文
この文の題名を考えさせる問題がいい問題だと思いました。
内容を読み取ることができれば、できたのではないでしょうか。
2問目 知識問題
ここが難しかったでしょうね。
(1)漢字
(2)熟語の構成
(3)「ない」の識別
(4)「の」の識別
(5)四字熟語
夏休みに文法問題をきちんとやっていた生徒はできたはずです。
3問目は説明文
内容のまとめは公立と同じ形式です。
4問目 古文
この時期にしては難しめの古文の出題で、
教科書にでてくる「松尾芭蕉、奥の細道」をまだ学校でやっていない中学が多いので、
とまどった生徒も多かったようです。
公立には必ず古文や漢文の出題があるので、
今から(あるいは夏休みに)きちんと古文をやる必要性を感じました。
内容は「主語を求める」「セリフはどこからどこまで」といったオーソドックスなものですが、
「セリフの中にセリフがある」ので難しかったですね。
5問目 作文
公立と同じ225字で「季節の言葉」について考えることを書く。
標準的な出題です。
当塾の作文教室を受講している生徒には楽勝の問題ですね。
全体として、選択問題も多いのでやりやすいと思うのですが、
やはり古文と作文に慣れていないので、とまどいが多かったのではないでしょうか。
難易度も公立より高い気もします。
対策としては、
(1)文法をまとめておく。特にまぎらわしい品詞の識別を確実にしておくこと。
「れる・られる」「ない」「の」「で」「と」「に」「ようだ」「でも」「らしい」「そうだ」・・・
(2)古文を早めにやっておく。
(3)作文の書き方を当塾の作文教室でやっておく(CM)
英語もそうですが、受験勉強を前倒ししてやる必要があります。
夏期講習の内容強化が必要かもしれません。
塾用教材をもっともっと活用すればいいでしょうね。