坂本龍馬は繰り返し映像化されています。最近ではNHK大河ドラマ「龍馬伝」や「JIN−仁」等
では坂本龍馬の何が今の人々を惹きつけるのでしょうか。
坂本龍馬の魅力は「反骨精神と独立心」ではないでしょうか。脱藩して、自分で組織を作る独立心、日本最初の会社組織である「亀山社中」や「海援隊」 を創ったこと。 倒幕をプロデュースしながら、新政府には加わらないという反骨精神。この二つが龍馬の魅力だと思います。
もうひとつ、師走になると気になるのが「忠臣蔵」です。
忠臣蔵に関しての本・映像は、ほぼ集めたと思っている位です。最近忠臣蔵の魅力は「反骨精神」にあると思うようになりました。徳川幕府という権力に対しての「抵抗の姿勢」が私を惹きつけます。「忠義」という古い精神だけであったら、今の時代に人を魅了することはできないでしょう。
吉良上野介がどのような人物であろうと、幕府の高官として横暴な権力を振るっていたのは間違いないでしょう。大石内蔵助はじめ四十七人は、その権力に対し、更に将軍綱吉に対し抵抗したという反骨精神が立派であると考えます。
赤穂義士が示した「幕府への反発」が坂本龍馬や西郷隆盛まで影響を与えているというのは、言い過ぎでしょうか。
赤穂四十七士の中に「矢頭右衛門七」という若者がいます。
彼に付いては語りたいことが多くあるのですが、それは又の機会に・・・
坂本龍馬も忠臣蔵も、教科書では一行で済ませられているのも共通しています。
坂本龍馬は「薩長連合を仲介した」、
忠臣蔵は「元禄時代に赤穂事件をおこした」としてしか記述されていません。
生徒には、教科書だけでは分からない生きた歴史を様々な本から学んでほしいと思います。
というわけで、最近読んで良かった忠臣蔵関係の本を紹介しておきます。