現代トレンディ・ドラマ(?)のような「江〜姫たちの戦国」が終わりました。

江や淀君の言葉づかいがとても気になった「時代劇」でした。姫たちが「ずっこける」ところは好きでしたけれど・・・

「江」の中で歴史とは違うというところが多々あったと思うのですが、その一つ、3代目将軍に家光が決まったのはどういういきさつだったでしょうか。

私の知る限り、秀忠や江は国松(次男)を次期将軍にと考えていたのに、春日局が家康に直訴して竹千代(家光)に決まったはずです。秀忠と江は優秀な次男を後継ぎと考えており、家康は長男が後継ぎと考えていました。

武家の相続に関して、鎌倉・室町・江戸ではシステムが違います。

鎌倉時代は、分割相続でした。初期には女子も含め皆が相続しました。しかしこれでは家が段々細分化されて弱体化してしまいます。そこで室町〜戦国時代は、優秀な男子に相続させました。いわゆる惣領制です。この問題点は誰が最も優秀かということで争いがおこることです。現に後継ぎ争いで「応仁の乱」がおこり、戦国時代へとつながっていくわけです。

後の江戸時代は、長子相続制です。平和な時代になったのだから、だれが相続しようと変わらない。それなら争いを防ぐ意味で、長男に相続させると決めておけばよい、という事になりました。実際将軍の中には「障害者」もいたということです。(注1)障害者がリーダーになれるというのは、いい時代だと思います。

というわけで、親が「優秀な子に相続させよう」と考えていたのに、家康は「長子相続」を譲りませんでした。

実際秀忠自体さほど優秀でもなかったのに将軍になっているのですからね。秀忠は「関ヶ原の戦い」に遅刻するくらい、戦いは苦手でした。それでも家康が亡くなった後は「改易・減封・転封」(注2)などで、徳川幕府の基礎を固めました。「地位が人を成長させる」ということでしょうか。

(注1)9代将軍徳川家重

   家重は「脳性まひ」と言われていますが、知性に劣るところはなかったようです。

   井沢元彦氏の「逆説の日本史」によると、「隠れた名君」であるとのことです。

   女性説もありますが、まさか・・・

(注2)改易は領地没収、減封は領地削減、転封は国替のことです。

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↓井沢元彦の「逆説の日本史」の江戸時代の巻です。

目からうろこの説が展開されています。

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