大学受験でのセンター試験国語、「文章に書いてある筆者の意見が答えだ、自分の考えは出すな」と教えてきました。
でも果たしてそれでいいのでしょうか?
自分の意見も大事なんじゃないのか、と思うようになりました。
国語の読解問題より小論文の方が大切かも知れないと思うのです。
大学入試の国語は「論説文読解」「小説文読解」「古典」「漢文」ですが、
古典・漢文はともかく、「小説文読解」なんて必要あるでしょうか。
そもそも今の読解問題は「高校入試」レベルではないかと思います。
何故かというと、設問の答えの根拠を「探す」ことが主になっているからです。
「ここに書いてあるから○」で答えられる問題が「読解」といえるのかどうか。
それより大学入試では「小論文」で表現力を見る方がいいと思います。
いっそ考えを「英語」で書かせる問題がいいかも知れません。
「英語小論文」にすると、英語と国語両方同時に出題できます。
私大文系は「英語小論文・数学・社会」の3科目入試にするというのはどうでしょう。
3科目入試ですが、実質「英語・国語・数学・社会」の4科目入試になります。
いかがでしょうか?せめて上位私立だけでもやらないでしょうか?
数学を大学入試の必須科目にしたいから、こう考えました。
国語に関して、予備校系の古典参考書を読んでいたら、こんなことが書いてありました。
「古文が出題されるのは、制限時間内における問題処理能力を見るため」
「相手(大学)に合わせる能力を見るため」
こんなことが出題理由なら、別に古文でなくてもいいんじゃないでしょうか。
数学や論文を出題する方がよっぽど適切だと思うのですが。
古文が大学入試で出題される理由は、
「日本の古典文学をしっかり学んで、日本の良さを知るため。
外国人にも日本の良さを伝えることができるような人間になってほしいと、
大学が考えているため」だと思っていました。
東大・早稲田で「源氏物語」の出題が多いのはまさにそのためではないのでしょうか。
源氏物語」なんて、あんなプレイ・ボーイ(死語?)の話なんて・・・・と思うのですが、
年1回位読むと、いつも感動してしまいます。
私も「もののあはれ」をかんじるのです。
但し最近読むのは漫画「あさきゆめみし」だったりしますが。
この漫画を読むのは大学受験で古文を取る人のエチケットかも知れないと常々思っています。