Free as a bird と Real love はともにビートルズ解散後
ジョン・レノンが未完成のままにしていた曲に
「アンソロジー・プロジェクト」の時に残りのメンバーが協力して完成させたものです。
ビートルズ解散が1970年、ジョンの死が1980年、そしてこの2曲が1995年。
25年振りの新曲ということで話題を呼びました。
「フリー・アズ・ア・バード」の方は、「鳥のように自由であること」が2番目にすばらしいことで、
それでは1番目は何だろう、といつも思っていましたが、曲中に答えはないようでした。
でも次の「リアル・ラヴ」をつなげて考えてみると、それはやはり「Love」なのですね。
恋人と別れ自由を得たはずなのに、それは最高の暮らしではなかった。
恋人が再び戻ってきて、真実の愛を確かめるというストーリー。
ジョンとヨーコの「失われた週末」を彷彿とさせますね。
「Strawberry fields forever」と「Penny lane」が2曲で1曲であるように、
この「Free as a bird」と「Real love」も2曲で1曲と考えたら納得できます。
Free as a bird
鳥のように自由であること
それは2番目にすばらしい生き方だ
鳥のように自由でありたいと思ってきた
きっとうまくいく
巣に帰る鳥のように きっと僕は飛べる
翼を持つ鳥のように
そう思ってきた
僕たちの人生に 何が起こったにせよ
本当にお互いなしで 生きていけるのだろうか
そうも思った
いつも僕を豊かにしてくれた あの大切な感触を
どこで失くしてしまったのだろう
鳥のように自由であること
それは2番目に素晴らしい生き方だ
鳥のように自由でありたいと思ってきた
何が起こったにせよ
かつての僕たちの人生は
いつも僕を豊かにしてくれた
Real love
僕のささやかな計画は
忘れられた夢のように
消えてしまったと思っていた
僕はずっと君を待ち続けていたのだ
幼い子供たちが おもちゃで遊ぶように
ずっと愛を待ち続けていた
もう一人じゃない
一人ぼっちじゃない
これが本当の愛
これが 真実の愛なんだ
愛が戻ってきた瞬間
僕はどうすればよいか わかった
今までずっと 愛を探していたんだ
一度は失った君を待っていたんだ
もう怖くはない
何も恐れることはない
これが本当の愛
真実の愛は
君のことだったのだ