塾で教える日本の歴史 ② 人類の誕生
宇宙の誕生から人類の誕生までは理科の分野になりますが、簡単に紹介をしましょう。
138億年前・・宇宙の誕生・・宇宙の歴史は意外と短いという気がしますね。
46億年前・・・地球の誕生
40億年前・・・原始生命の誕生
10億年前・・・多細胞生物の誕生
5億年前・・・・脊椎動物の誕生
2億年前・・・・哺乳類の誕生
700万年前・・・人類の誕生
最初の人類はアフリカに現れました。猿人と呼びます。
猿人の特徴
・直立2足歩行・・・立って歩くことで手が自由に使えるようになり、大きな脳を支えられるようになった。
・道具の使用・・・・自由になった手で道具を使い、知能が発達していった。
映画「2001年宇宙の旅」の冒頭で道具を使う場面がありますが、これが猿人のことでしょう。
最古の人類は「サヘラントロプス」や「アウストラロピテクス」のちに「ホモハビリス」も出現しています。
200万年前・・・原人の誕生
打製石器の使用・・ただの道具ではなく、石を打ち欠き鋭い刃を持った石器が使えるようになりました。
この打製石器で動物を捕えたりしたと考えられています。
50万年前くらいには、火を使用することもできるようになりました。
「ホモエレクトス」「北京原人」が有名です。
30万年前・・・旧人(ネアンデルタール)の誕生
お葬式の跡が残っているので、大分精神的に進化していました。
20万年前・・・新人(ホモサピエンス)の誕生
現在の人類の直接の祖先で、狩りや採集をおこなっていました。
アフリカから世界中に広がっていきました。
今の人類はみんな、アフリカに住んでいた新人のある女性の子孫だといわれています。
人種間の違いなどありません。
使っていた道具から石器時代を2つに分けることができます。
旧石器時代・・打製石器を使用・・200万年前から1万年前まで
新石器時代・・磨製石器(表面を磨いて切りやすくした石器)1万年前から
人類の条件とは次の3つといえるでしょう。
1 直立2足歩行
2 道具の使用
3 火の使用
上は映画「2001年宇宙の旅」のオープニング場面です。
人類が道具を使う様子が描かれています。
矢頭嘉樹