中学2年生というのは難しい学年です。
 親からみれば、反抗期で親のいうことは全く聞かない。 
  自室にこもって何をしているかわからない。 
  塾に行かせているのに、成積だって思ったように上がらない。 
  いつも疲れていて、眠い眠いばかり言っている。 
  こういう相談が増えてきます。 
  反抗期であるのはしょうがないでしょう。むしろ当たりまえです。 
  この時期親に反抗しなかったら、そちらのほうが心配です。 
  中1まであんなに可愛かった我が子が遠くの存在に感じる。 
  自立しようともがいているのです。 
  ただ変な道に行かないよう、親は干渉せず見守るのがいいと思います。 
  いつも疲れていて眠いとばかり言っている。 
  間違いなく疲れていて眠いのです。 
  ゲーム等に夢中になり過ぎることは、この国の大きな問題です。 
  威圧的にならず、親子でじっくり話し合う機会が必要だと思います。 
  答えは時間制限しかないのではないでしょうか。 
  最近問題にする人が増えてきましたが、学校に関して重大な問題が二つあります。 
  一つは「部活」の問題です。 
  やり過ぎ、やらされ過ぎなのです。 
  平日は午後6時過ぎまであり、土日も休めない。 
  疲れるなという方が無理です。 
  これは公立の学校の問題なので、親が声を上げる必要があります。 
  私立はもう少し限度をわきまえた部活をやっています。 
  もう一つは 
  「宿題の出し過ぎ」問題です。 
  定期テスト前に何十ページもの宿題をだし、学校はチェックするだけ。 
  生徒に合った質・量の宿題ならまだいいのですが、全員に同じ質・量の宿題。 
  答えを写すだけで精いっぱいという生徒もいます。 
  あまりの量の多さに、塾で学校のワークの手伝いをやらざるを得ない状態が続いています。 
  でないと「未提出」とか「提出期限遅れ」というのは、内申点が下がるからです。 
  これに気がついていない保護者は、塾に大量の宿題を求めます。 
  生徒がこなすのは不可能です。 
  まじめな生徒ほど学校の宿題も塾の宿題もこなし、睡眠不足になっていきます。 
  いずれにせよ、大切なのは「勉強をやめない」ということではないでしょうか? 
  苦しくても勉強をやめないということが中3に繋がります。 
  早英ゼミナール 
  塾長 矢頭嘉樹