朝日新聞が「掛け算の式の順序」問題を取り上げていました。
「8人に鉛筆をあげます。1人に6本ずつあげるには全部で何本いるでしょう?」
8×6=48では小学ではバツかもしれないというものです。式も答えもです。
多分8人×6では48人になるというのが、その理由らしいです。
以前もこの問題を取り上げたことがあります。
次の内容でした。
朝日新聞の書評で「かけ算には順序があるのか」という本が取り上げられていました。
小学2年生で習うかけ算で、「6人に4個ずつミカンを配ると何個のミカンが必要?」という問題で、
「6×4=24」というのは、答えは合っているが、式が間違っていると学校で教えているということです。
どう思います?
「4×6=24」が正解です。4個×6人=24個となって、6人×4個では24人になってしまうというのがその根拠です。
個×○=個、人×○=人というように、サンドイッチになるのが正しい式というのが教科書の説明です。
なぜサンドイッチなのか、分からないですよね。○×個=個ではなぜいけないのでしょうか。
当塾のテキストには、東京書籍の教科書に対応した問題集もあります。それによると、やはり4個×6人=24個といった教え方をしています。
しかしそれだけが正解ではなく、6人×4個=24個でも×を付けたりはしません。
乗法には交換法則がありますからね。乗法の交換法則とは、4×6=6×4のことです。(九九を覚えたらすぐ分かることです)
私は6×4だろうが4×6だろうが、どちらでもよいと思います。
色々調べましたが、やはり数学者の間でも「かけ算には計算の順序はない」ので、どちらでもよいという専門家の方が多いですね。
それに指導要領で4×6しかだめと言っているのではなく、教科書会社の「教師用指導書」でこういう教え方をしなさいと言っているだけのようです。
また古くから論争が続いている問題なのですね。 この問題は調べれば調べるほど奥が深いことが分かりました。
上記に関して、面白いページがあったのでリンクしておきます。
http://d.hatena.ne.jp/filinion/20101118/1290094089
http://ameblo.jp/metameta7/entry-10742669809.html
この問題では新聞にもお名前のでている「黒木玄先生」のツイッター・アカウントが面白いので紹介しておきます。
ツイッター・アカウントをお持ちの方は下記をコピーして、貼り付けてください。
@genkuroki
ついでに私の個人アカウント
@yosiyosiyosi123