自民と維新が高校授業料無償化について正式合意しました。
世帯年収に関わらず私立高校のいる世帯への就学支援金は45万7千円に引き上げられることになります。
もっとも授業料無償化だけで、制服代、就学旅行費等、年30万~60万円は自己負担になりますので、費用面では注意が必要です。
一方、様々な制度改革も進められています。
「部活動を外部委託とする」というのは、功罪あると思います。
部活動に対応できる民間の人材が確保できるのか。その費用はどうするのか。
保護者の自己負担ということになりはしないか。
結局スポーツのクラブチーム頼りになりはしないか、学校行事との連携はうまくいくのかといった懸念があります。まだまだ具体的な議論が必要だと思います。
公立高校入試改革については、マークシート方式やデジタル採点は良い傾向だと思います。北辰テストも来年度からマークシーを導入すと発表しました。
国語の作文廃止は、作文の得意な生徒にとっては12点という高配点でしたので、ちょっと残念なことですね。しかし採点の手間を減らすという意味では良いことかもしれません。
しかし全員に面接を課すということの関しては、作文廃止の反対で高校の負担増になってしまいます・本当にみんなに必要なのかなという疑問が残ります。教育現場の負担が増えるだけではないかと思うのですが。