ビートルズ都市論 ビートルズと東京

6月29日はビートルズ初来日の日です。

ポールも来日決定か? というこの時(2013年6月29日)山口大学教授の福屋利信さんの書いた「ビートルズ都市論」を読み直しました。

この本は、ビートルズゆかりの4都市、リバプール・ハンブルグ・ロンドンそして 東京、 4人がこれらの都市から与えられた影響、また逆に4人が都市に与えた影響について 新しい視点から書かれています。

ビートルズはデビュー前、ドイツのハンブブルグで演奏していました。 そのハンブルグ時代の交友関係についてのことが特に印象に残っています。

後年ビートルズ、特にジョン・レノンがあのような哲学的な歌詞を書いたのは ハンブルグ時代の「実存主義者(イグジス)」の影響だというのです。 

元々労働者階級出身ながら知的興味心旺盛なジョン・レノンやポール・マッカートニーに とって「ニーチェやサルトル」の影響を受けた中産階級であるイグジス達との交流は 大きな刺激になったのですね。

映画「バック・ビート」にもそういったイグジスがでてきました。

またハンブルグで亡くなった 元メンバーの「スチュアート・サトクリフ」は画家志望の学生で、彼の描いた絵は今も 評価されているということです。

 

この本を読みながら、学生時代の事を思い出していました。 

商学部でありながら、文学部や教育学部の友人と下宿で、夜を徹して文学や哲学の話をしていました。懐かしく、古い話です。

福屋教授は「シェイクスピア論」があるなら「ビートルズ論」だって立派な学術論文に なると書いておられます。全く同感です。 

イギリスでは、「ビートルズ学」での修士論文が認められています。 

これら英語で書かれた「ビートルズ論」を原文で読むのを、これからの楽しみにしたいと 思います。ライフ・ワーク?になるでしょうか?

 

さて「ビートルズ都市論」の第4章は「ビートルズと東京」です。

東京公演が実現したのは、コンサート・ツアーを止めたいビートルズとツアーを続けたいブライアン・エプスタインとの駆け引きの結果だということです。

ブライアンは気乗りしないビートルズに「東洋の文化に接するチャンスだ」と交換条件をだしたかもしれない。

そうなるとブライアン・エプスタインは「ビートルズ来日公演」の最高功労者ということになりますね。

 

1966年、私は11歳。小学6年生でした。音楽は「加山雄三」に夢中だった頃ですね。

映画は「怪獣映画」と「加山雄三」の映画くらいしか印象にありません。

ビートルズの名前は知っていましたが、地方の小学生なので曲は聴いた覚えがありません。

学校の先生から「今度外国の不良グループが来るけど、気にしないように・・・」というお達しがあったのを覚えています。

なんてひどい先生だったのでしょうか! 今考えると!

ビートルズ来日の印象としては「東京にゴジラがやってくる!!ヤア ヤア ヤア」でした。

友達と「今度、髪の毛モジャモジャの外国人が、叫びながら日本に来るらしいぞ!」なんて話していたのを覚えています。

本当にテレビを見ても不穏な雰囲気で、怪獣来襲というような感じ。

それが1年後中学生になったら急に洋楽を聴き始めるのですから、不思議なものです。

 

早英ゼミナール 塾長 矢頭嘉樹

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