「内閣」とは何か確認しましょう。
中学生は公民で国会・内閣・裁判所について習います。
①日本では権力が一つに集中しないように、三権分立の制度をとっています。
立法権(法律をつくること)は国会に
行政権(政治をおこなうこと)は内閣にあります。
そして司法権(法を司ること)は裁判所が持っています。
国権の最高機関は「国会」であり、国会が作った法律を執行するのが「内閣」です。
②内閣は「内閣総理大臣」と「国務大臣」で構成されています。
内閣総理大臣は国会議員の中から国会によって指名され、天皇が任命します。
国務大臣は内閣総理大臣が任命、過半数は国会議員でなければなりません。
内閣総理大臣と国務大臣は「閣議」を開き、内閣の方針を決めます。
②内閣は国会に対して連帯責任を持ちます。
内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、
十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならないと憲法で規定されています。
③内閣は「行政権(政治を行なうこと)」を持ちます。
内閣の仕事は以下の様なものです。
条約の締結 政令の制定 予算の作成と国会への提出 天皇の国事行為に対する助言と承認 裁判官の任命 臨時国会の召集 衆議院の解散この他、議院内閣制、内閣不信任決議について等を確認しておきましょう。