近隣の中学では、中1の一学期と二学期に「世界地理」、そして中1の三学期に「歴史その1・古代から中世」
中2の一学期と二学期に「日本地理」、中2の三学期と中3の一学期に「歴史その2・近代以降」
中3の二学期と三学期に「公民」をやっているようです。
時間的には、地理分野4、歴史分野3、公民分野2の比率です。
公民の経済分野にあまり時間が取れないのは商学部出身としては残念ですが、入試のことを考えればしょうがないのでしょうね。
気になるのは歴史について、暗記科目なのだから、さっさと教科書を覚えちゃえばいいのに、という意見があることです。
生徒や保護者の方と話していて、「うちの子は歴史が苦手で」という保護者ほど、社会は暗記科目だと思っているようです。
確かに歴史の人物名や事件は覚えていないと困ってしまうわけですが、さて社会が暗記科目かというと、疑問があります。
ただ教科書を読んでいってもあまり面白くありません。知らない人物名や事件の年代を覚えていくのは苦痛とも言えますね。じゃあどうすればいいのか?
社会特に歴史は教科書から得られる知識より、その他から得られる知識の方が大切だと思います。無味乾燥な教科書だけではなく、映像や物語から知識を得てほしいものです。
今の時代ユーチューブもあれば、漫画歴史本もあります。面白いもの、そうでないもの色々ですが、その中から自分が楽しいと思えるものを選んでほしいですね。
授業で人気があるのが、「日本史重要人物クイズ」です。日本史で出てくる人物24人とか50人とかに焦点をあてて、
その人物の業績を選択肢の中から選ばせるというもの。クイズ感覚でやるので面白いのでしょうね。
それで歴史が好きになって、社会は暗記科目なんかじゃなかったと思ってほしいです。
歴史を面白く学ぶといえば、例えば私のブログなんかはいかがですか?
一流大学の受験では、日本史や世界史の「実況中継」という予備校発行の参考書を使いますが、
その実況中継の中学生版を目指したつもりです。