光村図書中学3年の国語教科書で、「論語」が取り上げられています。
それが意外と(?)面白く、為になるので紹介します。
取り上げられているエピソードは4つ。
今日はその内の2つを紹介します。
まずは「これを知る者は・・・」
子曰、「知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者」
(ある知識について)「これを知っている者は、これを好んでいる者に及ばない。
またこれを好んでいる者は、これを楽しんでいる者に及ばない。」
つまり、好きだという者は、ただ単に知識を持っているだけの者より優れている。
好きこそものの上手なり。
しかし最も勝っているのは、「楽しむ境地に達している者」である。
折角勉強するのだったら、楽しんでしましょうということですね。
生徒に感想を聞くと、「苦手科目はなかなか楽しむことは難しい」ということでした。
次は「学びて思わざれば・・・」
子曰、「学而不思則罔。思而不学則殆。」
「学ぶだけで、自分で考えないと物事の道理を明確につかむことができない。
考えるだけで学ばないと、独断に陥って危険である。」
人や書物から学ぶこと、そして充分考え研究すること、両方が大切ということです。